13年末旅行記2.1 串本町



前回の日記で一旦スルーしてしまった串本。
ここでは、個人的に行っておきたい場所が2箇所あったんです。


その1

本州最南端、潮岬です。
岬というか、端っこっていいよね(




どことなく、南国っぽい雰囲気が出ているような気がします。
(椰子の木とかはないけど。)



岬や灯台っていわれると、近くの道から海へは
断崖絶壁って感じのところが多い気がします。
宗谷岬室戸岬は、近くに山はあったけどそんな感じじゃなかったが…。)



そんなところでも釣りを嗜む人がいます。こわ・・・




近くにある灯台は、実際に上にいくことが可能です。



確かに眺めはいいのですが、海風が激しいので
注意が必要ですね。



あと、通路が非常に狭い上、階段がかなり急です。
曙太郎のような体型だと残念ながら通れません。


灯台の敷地内にはちょっとした資料館もありました。
そこには、灯台の役割などの説明がしてありました。


潮岬からタクシーで30分弱、
もうひとつの行っておきたかった場所に到着。


そう、トルコ記念館。
正直、「?」って思う方も多いでしょうが。


ここでは1890年に、オスマン帝国(現在のトルコ)の
フリゲートエルトゥールル号の沈没事故があり
多数の犠牲者を出したという悲劇があったのです。



その際、串本の住民は生存者の手当てに尽力したことなどから
トルコとの交流が始まり、120年以上経った今でも
合同慰霊祭が行われるなど、トルコとの交流が続いています。
(詳しくは、Wikipediaの当該記事をご覧ください。)



この日は穏やかな海でしたが、当時は台風ということもあり
相当荒れていたと思われます。
(画像中央やや左の岩に激突したそうです。
台風の対応でろくに食事も取れず疲弊した状態で
夜の海に投げ出され崖を上って
言葉の通じない相手に救助を求めるのは
相当な困難だったと思われます。)


記念館の規模は小さいのですが、史料や展示物を
じっくりみることができます。




トルコ記念館のすぐ近くには、樫野埼灯台があります。
この灯台は、先ほどの潮岬と同様、早い時期から整備された灯台
陸路で30分弱のところに2箇所あるということは、
やはりここは難所だったということが伺えます。



ちなみに、この灯台も上にのぼることができます。
やはり風は強いですが。



近くに、トルコから寄贈されたムスタファ・ケマル氏の銅像がありますが
潮風と鳥の糞で見るも無残な姿に…w


ここからはタクシーで串本駅へ。
バスも無いことも無いのですが、いかんせん出発時間があわず…
結局、掛かったお金を考えるとレンタカーでも良かったんじゃないかなあ(


次回は、再び鉄道の旅に戻ります。
ほぼ乗ってるばっかりって感じですが…w